10月開始インボイス、フリーランスの7割超が未登録な理由
インボイス制度は多くのフリーランスにとって馴染みのある制度とは言えず、適用にあたって様々な不安があるようです。
ランサーズが行った「インボイス制度に関するフリーランス実態調査」の結果から、その様子を具体的に見ていきましょう。
まずインボイス制度への理解度について調べたところ、76.2%が「深く理解している」または「理解している」と回答しました。
しかし、インボイス発行事業者への登録率は27.2%にとどまり、7割以上のフリーランスが未登録であることが明らかになりました。
適格請求書(インボイス)発行事業者へ登録しない理由としては、
- 売上が1000万円を超える可能性がない (62.3%)
- 取引先からの転換依頼が現状ない (39.2%)
- 制度についてよくわからない (26.7%)
が上位に挙げられました。
一方で、登録・転換した理由は、
- いずれ対応する必要があるから (52.7%)
- 売上・取引先が減少する可能性があるから (39.3%)
- 取引先から依頼されたから (28.0%)
となっていました。
インボイス制度開始に対する不安度を調査した結果、8割以上のフリーランスが「とても不安」または「どちらかといえば不安」と回答しました。未登録者からは、「取引先からの連絡がまだ来ていないため影響が予測できない」などの声が寄せられました。
また、登録者からは、「税務処理が正しくできるか」や「簡易課税と消費税を計算した方が得かどちらが良いかわからない」といった不安が挙げられました。
最後に、インボイス制度開始に伴う売上・利益への影響について尋ねたところ、4割近くのフリーランスが「悪影響がある」と回答しました。
また、「わからない」という回答も3割以上となっており、今後のインボイス制度の動向に対する不透明感が伺えます。
以上の結果から、フリーランスにとってインボイス制度はまだ理解が浅く、不安が多いことが判明しました。登録や適用にあたって十分な情報提供が求められるとともに、制度の運用を円滑に進めるための支援が必要とされるでしょう。
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